施術法はなにがいいの?

昨年末、9カ月間の技術セミナーを修了しました。

 

 

途中、お休みを頂く期間もありましたが無事に最後までやり遂げることができました。

 

 

ですが、私はこの技術セミナーで技術を習うのは当分やめようときめました。

 

 

なぜかというと技術も大事だけどもっと本質的な部分を高めていかなければと考えているからです。

 

 

整体(体を整える方法)とひとくくりに言ってもたくさんの「やり方」があります。

 

 

業界内で有名なものでいうと

 

 

●民間療法

野口整体

活法

操体法

カイロプラクティック(アメリカでは国家資格)

オステオパシー(アメリカでは国家資格)

均整法

トリガーポイント療法

AKA療法(医師が開発)

 

 

●国家資格として認められているもの

鍼灸

按摩マッサージ

指圧

整腹法

 

 

などなど

 

 

○○式

○○流

 

 

などというのも沢山あります。

 

 

またカイロプラクティックやオステオパシーなどの手技療法の中にはさらに細かくテクニックの種類が分かれています。

 

 

例:

カイロプラクティックのテクニック

・ディバーシファイド

・ガンステッド

・SOT

・トムソンテクニック

・アクティベーター

など

 

 

まだまだたくさんあります。

 

 

 

ここで紹介したのはほんの一部です。

他にも私が知らないものも含めてたくさんあり100種類じゃ足りないでしょう。

 

 

「やり方」というのはそれだけあふれかえっています。

 

 

Aというテクニックで腰痛が楽にならない。

 

 

だからBなら楽になるのではないか。

 

 

Bもダメだった。

 

 

次はCを、、、

 

 

こんなことを繰り返している施術家が溢れかえっているのが現状です。

 

 

私自身もそうでした。

 

 

現在、整体・手技療法業界ではたくさんのテクニックDVDが発売されたり、

 

 

自称ゴッドハンドの施術家が自分の技術を売っている状況がここ数年続いています。

 

 

ですが、本当に腰痛を楽にできなかったのはAというテクニックが劣っているからでしょうか?

 

 

Bが劣っているからでしょうか?

 

 

私は違うと思います。

 

 

確かに知識と技術力と経験は必要です。

 

 

この部分を高めていかなければいけないのは当たり前です。

 

 

ですが、テクニックというのはあくまでも「やり方」に過ぎません。

 

 

「やり方」は木で例えるなら枝葉です。

 

 

いくらたくさんの枝葉を付けたところで、

幹や根がしっかりしていなければ枝葉はすぐに枯れるか地面に落ちてしまうでしょう。

 

 

風が吹いたり大雨が降ったり地震が起きたりしたら幹や根ごと倒れてしまうでしょう。

 

 

根や幹は「あり方」になります。

 

 

「あり方」は

 

 

「自分がどうありたいか」

「自分の存在意義は」

「なぜ生かされているのか」

 

 

という意味てす。

 

 

なぜこの手技をするのか?

なぜ自分はクライアント様に施術をしているのか?

なぜ自分は生かされているのか?

 

 

このような「あり方」がなく

ただ習った手技をやっても

 

 

効果がイマイチだったり

効果の差が大きくなったり

自分で納得できなかったりします。

 

 

手技(やり方)が悪いのではなく自分自身(あり方)に問題があるのです。

 

 

どんなに素晴らしい包丁(技術)でも赤ちゃんに持たせれば怪我をしてしまうかもしれず危険です。

 

 

一流の料理家に持たせれば素晴らしい道具になります。

 

 

テクニックも同じと考えています。

 

 

幹や根をしっかり丈夫にしていけば枝葉も立派になります。

 

 

 

これは一般の方にも言えることです。

 

 

ダイエットや健康法などでも多くみられます。

 

 

テレビや書籍・雑誌などで様々なダイエット法や健康法が紹介されています。

 

 

 

〇〇〇ブレス

〇〇ィーダンス

体幹トレーニング

糖質制限ダイエット

水素水ダイエット

納豆

バナナ

ぶら下がり健康機

健康サンダル

 

 

あげたらきりがないですね。

 

 

このように世の中にはたくさんの「やり方」があふれています。

 

 

このブログを読んでいる方の中にも様々な「やり方」に手を出して途中で何度も挫折してしまったという経験がある方もいるのではないでしょうか?

 

 

 

一度立ち止まって自分自身の「あり方」を考えてみるというのも試してみてはいかがでしょうか。

 

 

私自身も日々そうあれるよう過ごしていきたいと思います。