腰痛③股関節が硬いと腰痛になる?

股関節とは?

 

今回は腰痛シリーズの3日目になります。

 

 

1回目・2回目のブログは下記のリンクからどうぞ。

 

 

腰痛①

 

 

腰痛②

 

 

今回は腰痛と股関節との関係をお話しします。

 

 

まず股関節とはどこでしょうか?

 

 

 

 

 

股関節は骨盤と太ももの骨を連結する関節です。

 

 

いわゆる付け根の部分になります。

 

 

なぜこの股関節が腰痛と関係してくるのでしょうか?

 

 

腰が痛いと腰に問題があると思う方が大半だと思います。

 

 

ですが、

 

 

実はこの股関節の可動域の制限が腰痛を引き起こしてしまうのです。

 

 

 

股関節の動きと腰椎の動き①

 

まずは下のイラストを見てください。

 

 

一般に「腰をひねる」という動作の大半は股関節の回旋運動によって行われています。

 

 

イラストの左足のつま先の角度を見てみてください。

 

 

つま先の角度は変わっていないのに

 

 

太ももと上体

 

 

は正面に向いています。

 

 

つまり太もも(股関節)が回っていることで上体(腰・腰椎)も回ってくれています。

 

 

実際に腰(腰椎)の回旋可動域は5度しかありません。

 

 

5度というとほとんど動かないといってもいいでしょう。

 

 

 

※腰椎とは全部で24個ある背骨の下5個をいいます。

骨盤を腰と表現される方が多いですが、

正式には腰は腰椎の部分を指します。

 

 

(こし)とは、大まかな意味では脊柱の下部から骨盤までを指すが、解剖学的には腰椎周囲の背部を指す。

 

Wikipediaより

 

 

 

様々な要因により股関節の回旋の可動域に制限が起きたとします。

 

 

すると決して動きの大きくない腰椎が動きの悪くなった分を代償しなければいけなくなります。

 

 

そうなれば腰にも負担がかかるようになってしまいます

 

 

股関節の動きと腰椎の動き②

 

もう一つ股関節と腰(腰椎)の動きのイラストを見てみましょう。

 

これは前屈の正常と異常のイラストになります。

 

 

前屈をするときは腰だけではなく股関節も曲がります。

 

 

この動きを屈曲といいます。

 

 

正常な股関節の屈曲角度は120度~130度です。

 

 

しかし、厳密な意味での股関節の屈曲可動域は約70度です。

 

 

残りの60度は骨盤が後ろに倒れる動きと腰椎の運動によります。

 

 

なので

 

 

股関節の動きが悪くなり可動域制限が起きた状態になると

 

 

腰椎や骨盤が代償として動かなければいけなくなります。

 

 

そうなれば上記の股関節の回旋と同じく負荷が大きくなってしまいます。

 

 

股関節の可動域制限が腰痛の原因になる

 

 

二つの股関節の動きを例にしてきましたが股関節は他にも複雑な動きをします。

 

 

股関節全般の可動域制限(動きが悪くなる)が腰への負荷を増大させ腰痛につながってきます。

 

 

股関節の可動域制限は股関節周りの筋肉が緊張したことによりおこります。

 

 

 

なので

 

 

股関節周りの筋肉の緊張緩和と可動域改善を行うことが腰痛を楽にするために必要なことになってきます。

 

まとめ

 

 

①腰は股関節が動くことで一緒に動く

 

 

②股関節の動きが悪くなることで腰が代償する

 

 

③代償したことにより腰への負荷が増大し腰痛になる

 

 

④腰痛を楽にするには股関節の筋肉の緊張緩和と可動域改善が必要

 

 

今回は股関節がいかに腰痛にとって大事かの話しをしました。

 

 

あなたも腰が痛くなった時は腰だけのストレッチやほぐしをするのではなく

 

 

股関節のストレッチや筋肉をほぐしてみるといつもと違う感覚があると思います。

 

 

では、また次回をお楽しみに。