こんにちは。
ここ一週間ぐらい台風の影響で不安定な天候が続いてます。
いわゆる低気圧が強い状態ですね。
こんな天候の時にはぎっくり腰やぎっくりほどではないけど腰に痛みが出るという人が急増します。
当院でもぎっくり腰関連の問い合わせが頻繁にきます。
あなたも低気圧が近づいてると何だか調子が悪くなったり、古傷が傷んだりとか経験はりませんか?
経験はなくても聞いたことはあるという方が大半だと思います。
今回は
なぜ低気圧(天気が悪い)と腰痛や頭痛になったり体調不良にをなりやすいのかを解説します。
気圧とは?
まず気圧について説明します。
気圧は言葉の通り大気の圧力です。
地球上にある空気は、あらゆるものを押しています。
上からだけでなく、下からも横からも押しています。
これを気圧といいます。
この気圧は実はすごい力を持っていて手のひら分の面積に約100キロもの重さがかかっています。
それほど重いものが私達の身体を様々な方向から押しているのです。
なぜ潰れない?
大きな力がかかっていてもポテトの袋がペシャンコに潰れることはありませんね。
それはなぜでしょう?
実は袋の中にも空気が入っているので、同じ力で押し返しているからです。
圧が低くとなるとどうなるでしょうか?
気圧は山の上など地表から離れれば離れるほど低くなります。
なぜかというと単純に空気の量が少なるからです。
あなたもこんな経験はありませんか?
山に登ったら持ってきていたパンの袋やお菓子の袋がパンパンになっていたこと。
これは気圧が低くなったことで押される力が弱まり袋の中の空気が押す力の方が強くなったことにより起こった現象です。
人間は?
人間の身体は複雑にできているので、まったく同じような事が起こることはありませんが、少なからず膨張は引き起ります。
特にある部分の膨張がぎっくり腰や頭痛、古傷が傷むなどの様々な体調不良に関係してきます。
それはどこかというと
血管とリンパ管
なぜ膨張すると流れが悪くなるのか?
例えば
ホースで水を撒くとします。
ホースの口に圧をかけて潰せば水の勢いはましますよね?
逆に圧をかけなければ勢いは弱くなります。
それと同じ原理です。
つまり血管やリンパ管が膨張すると
血流が悪くなり栄養素や酸素が体に巡りにくくなります。
さらに老廃物の回収もうまくいかず。
身体が疲れたままのような状態になります。
それがぎっくり腰や頭痛など様々な体調不良の要因となってきます。
予防法
では低気圧が近づいているとお分かって腰痛や頭痛にならないようにする方法はあるのでしょうか?
100%ではないですが予防する方法はあります。
それは
適度な運動にストレッチや簡単なマッサージをして血流を良い状態にしておくということです。
低気圧が近づいても体調不良にならない人もたくさんいます。
なる人とならない人の違いの一つとして普段の血流具合です。
普段から血流が悪い人は低気圧によってさらに悪化するので症状に繋がりやすくなります。
なので、普段から血流を良くしておくことが大事になるんですね。
そうはいってもなかなか普段から運動やマッサージなんてできないよという人も多いと思いますので
低気圧が近づいてきている時や
身体がだるいな~重たいな~
という時だけでもいいので自宅でできるストレッチやマッサージをしてみてください。
自律神経の自己調整法
もう一つの大事なものが自律神経です。
自律神経のバランスが崩れていても気圧の変化に体が対応できず体調不良につながっていきます。
この自律神経を整える百会(ひゃくえ)というツボがあります。
この絵の部分を強すぎず弱すぎない圧で刺激してあげてください。
爪楊枝を10本ほど輪ゴムで縛って刺激してあげるとより効果的です。
自律神経は大事なものなので低気圧に関係なく普段から整えてあげるといいですよ。
これから秋雨前線も勢力を増し低気圧優位の天候が続いていきます。
是非、ストレッチや自律神経の自己調整をして血行を良くして体調不良にそなえてください。
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